猫山節孝

最後には猫のお山で眠りたい

前を向いてグッチャグチャ

個展とドンかぶりで参加させて頂いた「作家Zakka百貨展」の打ち上げで楽しいお酒を17時位から飲んで、さっさと寝てしまったので朝4時には目が覚めてしまいました。

今日から個展の後半が始まりますので、夜型の体内時計が狂いに狂って超朝型になったのは幸先良い気がします。

こんな時こそ時間を有効に!と誰が見てるのかも分からない放置ブログを描くことにしました。

 

今回の個展の内容ですが、特に明確なテーマがある訳でも無く、春にやった個展以降の作品をメインに少々とっ散らかってます。

 

それでも最近意識して制作してるイメージはある程度一貫していて、「焦点のボヤけた群像劇」とでもいう感じかな…。言葉にするとイマイチピンとこない様な気もしますが、まぁそんな感じです。

 

黒澤明監督のマイナー映画「どですかでん」のような有象無象が寄せ集まった世界。

綺麗、汚い、美しい、醜い、バカバカしい、生真面目、時代も理屈もごちゃごちゃにして、信じるものも無い、信じたい物も無い、でものうのうと存在している(笑)

妙に生命力だけは強かったりして(苦笑)

 

うーん言葉にすると益々曖昧ですね。

でもコレを人間でやってしまうと壮絶な感じですが、動物  特に猫辺りに置き換えると妙にしっくりきて、すんなり入って来やすいんじゃないかなんて思ったりしてます。

動物嫌いな人には逆効果でしょうが(苦笑)

 

展示をザッと見た後になんだかグチャグチゃなんだけど地味〜に前向きなイメージをもって貰えると嬉しいのですが…。

どうなんでしょう?

 

「取り敢えず作れば出るからチビ猫リョーシカを作ってます 」などとうそぶいてはいますが、結構コイツラは大事で、絵と立体の散漫な間を繋いでくれる役目をしていたり、あちこちにいることで焦点がボヤけて狙いの有象無象感を出すのにかなり役立ってくれている気がします。

僕の散漫な心のだだ漏れを受け止めてくれてるのもチビ猫リョーシカなんです。

 

チビ猫たちを繋ぎにして他の作品を見て頂くと、よりグチャグチャして楽しめるかもしれません。

しかも紙に油彩の最近の軽めの作品自体、群像を描いてる物が多いので更にグチャグチャです。

 

おそらく僕を含めて猫好きはグチャグチャを楽しめるはずです。あいつらの整合性の無いグチャグチャ感は前向きで清々しいものです。

展示を見てそんなよく分からない前向きさを感じて頂けたら嬉しいです!

 

なーんて、強引に展示のグッチャグチャ具合を言い訳してみました。

 

ま、なんとなく楽しんで欲しいです。

で、懐に余裕がありましたら安い物でもご購入頂けると嬉しいです!

 

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画像は猫と映画ので企画展「キネマ猫町」に出品した「どにゃすかでん」です。

ご存知黒澤明監督の「どですかでん」に僕の愛を込めたオマージュです。原作は山本周五郎の「季節のない街」

 

商売気ゼロで描いた絵と勢いあまって作った立体。

粋なご夫婦が気に入って下さり、流石に絵ではありませんが、小さな立体をご購入して下さいました!

しかも「どですかでん」を見てらっしゃらないということ。

本当に良いんですか?と3回は確認してしまいました。

こういう嬉しい誤算は作家冥利に尽きます。

本当にありがとうございました!

何だか暑苦しいどですかでん愛の講義も聴かせてしまい申し訳ありませんでした!

映画を見て、げんなりしても作品は大事にしてくださいねっ!

 

個展も残すところあと4日。谷中散策のさいにはグッチャグチャ具合を冷やかしに是非覗いてみて下さい!

 

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せつなきナノメイト

僕は趣味で少し自転車に乗ります。

現在一年以上まともに乗らなかった後悔を溜まりに溜まった贅肉とともに払拭しようと緩く格闘中です。

いやー趣味の自転車って健康的でクリーンで楽しいですよね(半笑い)ということで、昨日思い立って「疑惑のチャンピオン」という映画を見てきました。
ツールドフランス7連覇、自転車界のスーパースター、ランス アームストロングの薬物使用にスポットを当てた映画です。
しかしダサいなこの邦題。チャンピオンって(笑)


大まかな内容は予想どおりで特に衝撃的なこともないんですが、ランス自身が最初から最後まで完全に主体的に薬物使用を行ったとしてる事に少しだけ引っかかりが…。
ま、真実は1つとしても、その捉え方は別の側面から見ると全く違う解釈になるる訳で。
この映画もまた然り、原作にあたる暴露本の著者側からの視点からとして観るのが正しい見方な気がします。
この映画だけ見るとランスをエスケープゴートにしてる雰囲気も無きにしもあらずなような。僕の勝手なイメージだと本当は生きが良い魚として都合良くよく泳がされてただけな気もしちゃってるんです。

別に擁護してる訳じゃないです。僕自身元々ランスは全然好きな選手じゃないですし。

 

個人的にはアスタナ時代に興味あったんですが、結構流されていたのは残念。原作本でもそうなのかな。
アスタナ、いまでも相当興味深いチームですからね。うふふ。

 

ランス役も凄く良かったんですが、(ダンシングの後ろ姿なんかなかなか似てる)薬物使用を認めたアシスト役のチームメイト、フロイド ランディスを演じた役者さんが凄く印象的で良かった!
どうも育った環境が特殊な描かれ方をしていたので、浅〜く調べてみた所、キリスト教プロテスタントのナノメイトという教派のコミュニティ出身なのですね。
このナノメイトという厳格な教派で育ったが故に自転車に憧れ、自転車を愛して、自ら自転車を汚してしまった苦悩がひしひしと伝わる良い演技でした。
逃げ出したかった地元や家族を結局は愛してるんですよね…。
このフロイドの故郷の人々の衣装がまるでブリューゲルなんかの絵画の中の人達のような時代がかったものなのが気になってしょうがなかったので、またまた浅〜く調べてみたら、本当にこのような身なりで信念を持って生活してるんですね。
いや、ビックリしました。色々問題はあるのでしょうが、やはり絵にはなりますね。
どうもそういう目で見てしまう。


https://www.google.co.jp/search?client=safari&channel=iphone_bm&site=&source=hp&ei=7XmRV7a2K4Ga0gTx9pCwCw&q=%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88&oq=&gs_l=mobile-gws-hp.1.0.41l3.0.0.0.1887.1.0.0.1.1.0.0.0..0.0....0...1c..64.mobile-gws-hp..0.1.15.3.-yPWaMI6ZWM

 

だいぶ興味がそれちゃいましたが、薬物の話にもどって、(まだフロイド)みて調べてると面白いインタビュー記事が出て来ました。

凄く長いし、リンク先が探し辛いので興味ある人だけ見て見て下さい。フロイドの若干破城気味の人柄も何だか分かってなんだかかんだか…

http://yajiumadeg.tumblr.com/post/9202193713/ポールキメイジによるフロイドランディス-インタビュー1

インダビュアのポールキメイジって人は随分前に自身の薬物使用を自著「ラフ ライド」で赤裸々に語ってます。ツール出場経験のある「その他大勢係」の選手。
こっちも面白いですよ。


あと、お注射得意のお医者さんミケーレ フェラーリ役の役者さん、中々良い感じだったんだけど本物の方もかなり良い感じでたまげた。

 

ステキな笑顔

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モラル的にはアウトだけどこいつのやってることも科学の進歩ってやつなんでしょうね。

色々貴重なデータが取れてお金もたんまり入ってホクホクなんでしょうね。

 

うーん…

 

しかしオリンピック直前に超今更感のあるロシアの問題。人間社会ってめんどくさいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷宮の出前館 パート2

このブログ、僕の脳の低性能から来る間違いがとんでもなく多いです。真面目に確認してるととんでもなく時間がかかりそうなので、書けたら勢いで上げてしまいます。
アップしてからもこまめに修正してますので、読んで頂いてる奇特な方々は前回のパート1から読み直して下さるとありがたいです。


前回は
出前館で頼んだ中華屋が怪しかったと言う所まででした。
以下最後の文です。

「料理をちゃんとやってないインチキ中華屋という事は分かった。サイト内の高評価は豪快なサクラということも分かった。出前の小僧すら怪しい事も分かった。
でも何故ここまで速すぎるのかの謎はまだ全く分からない。」

ここまで書きました。


で、続きは僕とカミさんの「人間不信噛み犬コンビ」+猫1匹が朝方まで睡眠時間を大幅に削り寝床で出前館のインチキ中華屋の謎を追ってみた話です。
追ったといってもネットでギャーギャー言いながら調べまくっただけなので、所詮浅ーい感じなので期待しないで下さい。

まず分かりやすい疑問から。なぜあんなにも速いのか?ここから推測していきました。
物理的にあそこまで速く届く訳がないのです。
とすると、店の所在地がもっと近いのではないのか?という事になります。

住所が違う?ん?じゃあ違う店から料理が来たんじゃないのかという予想が成り立ちます。

出前館内で家への配達可能の中華屋は数えたらキリがない位の数があります。
それでも夜中となるとそこまで多くは無いので家の近くで30分以内に配達可能の店舗をを幾つかピックアップしてみます。

成る程、数店舗あります。ざっと見てると、
あれ?この店とこの店、住所表記同じじゃない?(出前館では店舗の電話番号は分かりませんが、住所は明記されています。)
あれ?この店も…この店はこっちの店と一緒と、まるで神経衰弱のように…続々と出てきます。
また、あるお店とあるお店のメニューを見るとほぼ一緒。というかメニューの写真が一緒の写真。
あるお店は健康中華料理をうたい、ある店はチャーハン専門店をうたっているのですが、メニューは完全に一致。
でも住所は違う。

「あーそういうことね」 

住所が一緒で違う看板の店舗多数。
住所が違えども全く同じメニューと写真の店舗多数。しかもこれらがお互いを跨いでちゃんと繋がっていることが分かりました。
結局、非公開に実質同じ系列の店舗が違う名前でサイト内に凄く沢山あるのです。


カミさんがたしか最初に気付きました。でも知能の低い僕ですぐ分かるレベルの謎解き。


予想の確認の為に、今回出前館でたのんだ中華屋と近くの中華屋(30分以内にウチに出前可能な店)とをメニュー写真を照らし合わせて見ます。

ハイビンゴ。全く一緒。
あくまで推測ですが、こう言うカラクリ⬇︎


出前館で指名の店舗にネットで注文。
出前館から指名の店舗に注文の連絡。
指名の店舗から注文客宅の近隣の同じグループ(実質同じ店舗もしくは同じ系列)の店舗に注文を委託。
委託先で調理(苦笑)そこから配達
インチキインスタント料理がありえない速さでで到着。(値段は良い値段)
そりゃそうだ、注文の店舗と違うところから来てるのだから!


たしかにまともな調理をしていないので調理時間は凄く少なくすみます。
速いのも納得。マズイのも納得。
メニュー間違えるのも納得。だって間に2つも入るので間違って伝わる可能性がぐんと高くなります。

配達のおかもちの中にウチ以外の料理が沢山あったのもなっとく。
だっていろんな店への注文が、まとまって近くの店への注文ということになるのなら、夜中の余り注文の無い時間でも、注文がまとまった数取れる可能性があります。
このように違う店舗と見せかけて、実質中身は一緒。
広範囲に営業所的な物を構えて注文を様々な地区から取れる仕組み。
この仕組み自体はちゃんと公表してれば別に問題はなかったりしてしまうのかなぁ…。

でも、メニューは全く一緒なのにわざわさ全部「違う店舗」になってるし、同じ住所で別の店の名前を語ってるし、やっぱり真っ当ではないです。
しかも配達時間は異常に速かったりするので、味に頓着の無い客は何故か有料店舗とみなしてしまい疑問に思わないのかもしれません。

このような感じで仮に8つ程別の店舗だと思っていたのが実際には2つ程、あるいは全て同じで1つの店舗だったりするという気持ちの悪い推測が成り立ちます。
そしてもしかしたら、これらのお店の実店舗は実は1つも無いのかもしれません。

とっても気持ちが悪い。
でもこういうのも案外当たり前なのかな。
いやいや、安っぽい外食チェーンでもグループ企業としてきちんと公表してるよな。当たり前ではないよな…
法律的には何だかんだ言い訳つくのかもしれないけど、偽装気味にコソコソやってる感じが胡散臭さ満載に思える。

お店として「実」ジツが無さすぎ。
まともな店がこんな事する訳ないですよね…。




駄目押しに出前館での評価を確認してみます。
同じ系列と思われる店の特徴は、

*異常なほど評価が高い。満点レベルが幾つもついてます。でも一言褒めてるだけ(おいしかったです  だけとか)の具体例にかける胡散臭いコメントが殆どを占めてる。

*同じ人が日を変えて何度か高評価を投稿していることが多い。ひどいのになると連続5回位同じ人(苦笑)

*同系列とみなされる店舗同士で同じ人が同じ高評価で投稿していることが多い。

*一見高評価だらけの中に、たまにバッチリ低評価で激怒してる投稿が混じる。恐らくこちらが真っ当な評価。
ああ、これを見せない為に大量のサクラで客から目に入る所を埋める訳だな。やり口が一緒なうえ、日時が似通ってる。

*連続投稿のサクラらしきIDは調べると中華以外にも見受けられる。
しかもツメが甘いので恐らくバレてる事に気付いていないあからさまな連続っぷり。

と、こんな感じです。



証拠と呼べるほど確信を持てる物ではありませんが、ネットの表層を調べただけの浅い調べでこれだけ怪しさが繋がるのでちゃんとした人が調べたら直ぐ尻尾を掴めそうですね。


ああくだらない。
こんなもんに関わりたくないと常々思って生きていますが、そんな訳にも行きませんね。
当然ですが、食事は自分の家でちゃんと作る事。外食(出前)はなるべくキチンと信用出来るお店で。
当たり前の事です。
色々便利になったかのように感じる世の中ですが、その分しょうもない小さな落し穴も増えてるのを今更実感しました。
ここ数年間、猫とひき込もってるから僕は世間とズレてるのかもなぁ。


で、当然パート3もあって、それは各出前サイトの運営会社を少し俯瞰で調べてみた結果です。
これも浅いですが、割と分かりやすい結果が出てます。

なんだか目が疲れたのと、猫も起きてきたので続きは後日。


もしかしたら後で分かりやすくインチキ中華屋の相関図を貼っとくかもしれませんので、こんな下らない事に興味のある方は数時間後にこの記事をもう一回見てみて下さい。




汚らしい話の口直しにこちら、よろしければ今年の元日に出会った野生のニホンカモシカなぞ。
あー綺麗だわー野生動物。恥ずかしいわー人間。
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*よく読んで下されば分かるとおもいますが、決して出前館自体を中傷している訳ではありません。システムの穴をかいくぐって面白いやり方をしている(であろう)中華屋を小馬鹿にしつつ、逞しさに感嘆してるのです。はは。









迷宮の出前館 パート1

数ヶ月前の事ですが、ちょっと面白い事に気がついたので書き留めておきます。

出前館というサイトがあります。
色々なお店がここのサイトに登録?していて、サイトが様々な宅配サービスのお店に注文代行してくれる出前のポータルサイトです。

夫婦で夜遅くまで住居改造に没頭し、ご飯を作る気力も、外食する気力も失せてしまった日に初めてコレを試して見ました。
どうなんかなーとは思いつつも。

まずは店選びです。
とりあえず配達可能な近隣な店の中からサイト内にある「評価」なるものの数値が高めの店を選んでみました。(いわゆる食べログ形式みたいにお店の評価が星で表示され、感想も書いてある。)
まぁこんな物はなからは信用していませんが、沢山のお店から選ぶ取っ掛かりとして参考に。

一応、健康的な料理が売りとかいう中華屋で3品ほど頼むことにしました。
出前館は頼むお店から自宅までの配達時間を明記してくれてます。
自宅から頼もうとしてる中華屋までは夜遅い時間で道ガラガラということを考慮しても、少なくとも30分はかかる距離。
注文を受けて作って、最速でも1時間程はかかると思います。
でも明記されてる時間は30分後。

ん?ありえないぞ…とウチら夫婦。
ま、ハッタリかましてるんだろうということでお腹も減ってるしとりあえず頼んでみました。

ピンポーンと30分もしない内に出前到着。

「速くて凄いなー」などと素直に感心するほど心が美しくないウチら夫婦。

作る時間も経ってないぞ、この速さはおかしいだろ…
もう完全に疑い始めました…

出てみるとカタコトのの青年。ま、それは良いのですが、3品中1品は完全に違う品、1品はおそらく違う品。
おそらくっていうのは調理方法の判別が微妙な感じ。合ってるような、違うような。ま、微妙とか言ってる時点で変(苦笑)
1品はまぁ合ってる。(当たり前だ!)
何を言っても青年はマシーンの様に同じ事しか言いません。でも日本語はちゃんと理解している答え。コイツ、店の人間か?店に電話も入れないし。んー怪しいぞ。

食べ物を粗末にするのはポリシーに反するので間違いの品もしょうがなく受け取ろうとしましたが、カミさんが食べれない食材がメインだったので仕方なく持ち帰ってもらいました。

この時点で怪しさはかなりのものですが、
気になったのはおか持ちの中にウチらの注文以外に沢山料理が入っていたんです。

ん?この時間にこの店に同じような方角にたまたま出前がこんなにあるのか?
ていうかこんな量、こんな短時間で作れるのか?ワープでもして持って来たのか?

おかしい。絶対におかしい。

自信がどんどん確信に変わっていきます。

頭に?マークが山ほど浮かびまくりつつも、とりあえず2品は届いたので食べることとしました。
僕が頼んだのは鮭チャーハン。
やたら量が多いです。見た目でも怪しいと思いましたが、一口食べて アッて思いました。
コレ、炒めてない。

チャーハンの素みたいな粉かなんかを白飯に混ぜてるか粉を入れて炊き込んでる、「チャーハン風インチキご飯」だ…

うん、料理をちゃんとやってないインチキ中華屋という事は分かった。サイト内の高評価は豪快なサクラという事も分かった。出前の小僧す怪しい事も分かった。
でも何故ここまで速すぎるのかの謎はまだ全く分からない。

面白いことに、このサイト内の評価がのちのちくだらない謎を解く手がかりの一つになるんです…


眠くなったのでパート2に続きます。


そうそう、数日前に出前館の創始者という方が株絡みで東京地検に任意聴取されましたね。
今回のネタとは関係ないのですが、なんだかなーな感じです 。


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ふーん、超どうでもいい話ね。人間てくだらなーい   ノビッ






ワイヤーノイローゼ(一晩限定)

また空気が読めませんでした。
元々マイペース(ゆったりしてるという意味では無く自分勝手に生きているという意味)で人からムカつかれる傾向が若干あります。
しかも最近引きこもって制作ばかりで猫かカミさんとしかほぼ接して無いです。
おかげで人との意思伝達がますますぎこちなくなって来てる気がします。
意外と饒舌に喋るのは、久々に喋るせいで勢いの調節が上手くいってないだけなんです。
これはマズイよ43歳。

先日のギャラリーへの作品搬入、設置の事です。
今回はオープ二ングの企画展なので沢山の方と一緒の展示。
自分の設置するメインの作品は横構図2枚です。
ワイヤーは大きい作品なら1作品につき2本必要ですが、今回の僕の絵の大きさなら1本でも十分です。
使う壁面に設置された、ワイヤーは6か7本くらい。
そこの壁面に飾れる絵の数は5枚位かな?という感じだったかと。 


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☆展示では通常、このようにワイヤーで絵を釣ります。



僕が1人でワイヤーを4つ使ってしまうと他の方々の作品に行き渡らないかもしれません。
僕がバカでもこの位の引き算はできます。でも、ワイヤーを追加すれば良いだろうということを勝手に判断して、絵1枚につき2本合計4本を独り占めしてさっさと設置してしまいました。
そりゃダメでしょう。ワイヤーの数、足りませんもん。
追加のワイヤーがあるかどうかも確認してませんでしたし。
しかも冷静に見てみたら、あんな小さな絵に2本使うなんて見た目も変だぞ…


「今回は絵の数が多いのでワイヤーは1枚につき1本で行きましょう」と言われたときに初めてハッとしました。

また僕は全く全体を見ていない!また全く空気を読めてない。
ほ、本当に申し訳ありません!!
は、恥ずかしい…そんなに多くワイヤーを使いたいのか俺?
ワイヤーの事なんか43年間の人生で合計30分も考えたことないのに!
小さい頃からワイヤーが欲しくて欲しくて、大人になった今、ワイヤーに異常な執着を見せてる変人でもあるまいに!

大体「ワイヤーを大量に使おうとしすぎて恥ずかしかった」ことをブログに書いて恥じてることを告白してる事自体が恥ずかしい。
ひとりっ子がこの歳になっても何時までもひとりっ子っぽさ全開なのも恥ずかしい。
あいかわらず人間の器が小さ過ぎることをまたまた自覚しまって恥ずかしい。
何時からか分からないけどパーティー途中までチャック全開だった事は別に大して恥ずかしくない。

という、とてつも無くどうでも良いことを懺悔したかっただけです。
すぐ忘れて平気になるので、文章にして自分に釘を刺しておこうと思った次第です。

読んでくださった方、あまりに下らなすぎて本当にごめんなさい。



勿論ワイヤーは1枚につき1本に直して無事、皆さん問題無く飾れましたです。





素敵なギャラリーがオープンしました。
猫好きの方は是非覗いてみて下さい。 



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個展のお礼と出前館

4/5に人生2回目の個展が、無事終わりました。

いい歳こいて未だに不慣れでアワアワしてしまいましたが、ど、どうにか成功したような気がします。
 
お忙しい中足を運んでくださったお客様、企画してくださったギャラリー、応援してくれた作家仲間と家族(もちろん含コマメ!)、本当にありがとうございました。
社交辞令では無く、本当に本当に心より感謝しております!!
 
一昨年の冬にやった初めての個展は、ウチに猫が来てからの1年ほどを油彩で描き、展示したものでした。
以後色々な方々に声をかけて頂き、様々な展示に参加させてもらって1年と少し。
やっていくうちに自分でもどんどん思わぬ方向に行ってる自覚はあるのですが、わざとでは無く自然にズレてるのでわりと地に足は着いているつもりです。
自分に対して誠実になった結果、タマゴハイエナやイモネコに至っているのです(苦笑)
 
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タマゴハイエナ
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イモネコ
 
イマイチ伝わり難いのかもしれませんが、ぼくの作品を購入してくださる方々ににはなんと無く伝わっているような気がしています。
言葉にしてしまうとズレてしまうので具体的な言葉には出来ませんが…
 
僕レベルの人間が偉そうに「何かを伝える」なんてなんとおこがましいことか…
書いてて恥ずかしくなります…ああ
 
ま、難しい事は考えず、楽しんで頂ければ幸いです。でも、物によっては少しだけ裏読みして頂くとより楽しめるかもしれません。
 
 
今年に入って物好きな素晴らしい方々(褒め言葉です!!!)に色々お声をかけて頂いてます。
今後、新たな展開があるかもと楽しみです。
 
もし何処かで僕の作品を見る機会がございましたら半笑いで小馬鹿にしてくだされば本望です!今後ともどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
 
 
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実はまたすぐあったりして。
 
 
あっ出前館のことを書かずに締めてしまいました。編集し直すのは面倒なので、タイトル書いた「出前館」のお話は次回にします。m(_ _)m
 
 
 
 
 
 
 
 

「ものづくり」の開放感

今回の個展は10日間という少し長めの期間です。
流石に10日制作が滞ると更に貧乏になってしまうので在廊中にギャラリーで制作することにしました。
どうせ道具を持ち込んでるなら1人でやるのもなんだなと思い、来てくれたお客様にお声掛けして、その場で「ワークショップを押し売りしよう」というセコいことを思いつきました。
このようないいかげんな経緯で「MY猫リョーシカを作ろう」は期間中全日受付ということに。

期間中1、2日位の開催かと甘く考え、1日1個は自分の小さい作品の線描き位出来る予定でしたが、現在7日目終了時点でたったの1個も下書きすら終わっていません。

有難いことにほぼずーっとワークショップ開催という異常事態。
個展というより10日間、ハコを借りてお教室をやってるような感じ。ココまで予想が外れるとは。僕は相変わらず世の中というものを分かっていません。



大人になると「職業」という世の中のシステムに個人になんらかの役割り分担が割り振られて行くので、より専門的な知識、経験に特化して行きます。
それ事自体良いとか悪いとかでは無く、人間という種族が絶滅を逃れ、少しでも長く地球でのうのうと生きながらえるために必要な事です。
そんな生活の中、1個人で「ものをつくる」ということは、役割り分担を取っ払ってシステムから解放される事だと思います。
  

作る物が個人の物(商品ではない)かつ「役に立たない物」であればあるほど解放度合いは強くなります。
「使えない=失敗  」という結果からも解放されるので失敗すらあり得ません。

マトリョーシカで言えば、素材である木を採取、旋盤で加工…なんていうのが1から作る正論かと思いますが、まぁそこまでストイックなのもアレなんでそこはとりあえずロシアの職人さんへの想像と感謝でごまかしましょう。


なんでこんなに人が来るのかな?と疑問にかんじつつ、ワークショップにご参加の、皆様の表情をみてると「解放」からくる充実感が「ものづくり」の魅力なのかなーなんてこと感じたりしました。
勿論解放からくる自由にはリスクがつきものですが、それって逆に楽しいことなんですよね。


僕は自分の作っている物の「役に立た無さ」には猛烈に自信があります。
僕の作品が、役に立たないが故に「ものづくりから得る開放感」に一役買えることを発見出来て、なんか嬉しい次第です。
世の中、デジタルうんちゃらかんちゃらで手を汚さなくなってものが作れるという驚愕の時代になりましたが、それに対して憂いてばかりいないで積極的に対抗するのが大事な気がします。まだ取り返しがつくような気がします!また、得意の感違いかもしれませんが。



個展でのワークショップも予定ではあと1回となりました。
またいつかこのような機会が作れたら楽しいなと若干調子に乗っています。
でも次回、変にやる気出すと全然人がいなかったりするんですよね。
所詮僕なんてそんなもんなんです。(苦笑)




画像は最新作「イモネコ」(仮名)
役に立たないレベルMAX。
個展会場にてオーダー受け付けております…




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オ〜ヨネコ  ぶ〜にゃん だ〜よ ♫ イモイモ