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猫山節孝

最後には猫のお山で眠りたい

「ものづくり」の開放感

今回の個展は10日間という少し長めの期間です。
流石に10日制作が滞ると更に貧乏になってしまうので在廊中にギャラリーで制作することにしました。
どうせ道具を持ち込んでるなら1人でやるのもなんだなと思い、来てくれたお客様にお声掛けして、その場で「ワークショップを押し売りしよう」というセコいことを思いつきました。
このようないいかげんな経緯で「MY猫リョーシカを作ろう」は期間中全日受付ということに。

期間中1、2日位の開催かと甘く考え、1日1個は自分の小さい作品の線描き位出来る予定でしたが、現在7日目終了時点でたったの1個も下書きすら終わっていません。

有難いことにほぼずーっとワークショップ開催という異常事態。
個展というより10日間、ハコを借りてお教室をやってるような感じ。ココまで予想が外れるとは。僕は相変わらず世の中というものを分かっていません。



大人になると「職業」という世の中のシステムに個人になんらかの役割り分担が割り振られて行くので、より専門的な知識、経験に特化して行きます。
それ事自体良いとか悪いとかでは無く、人間という種族が絶滅を逃れ、少しでも長く地球でのうのうと生きながらえるために必要な事です。
そんな生活の中、1個人で「ものをつくる」ということは、役割り分担を取っ払ってシステムから解放される事だと思います。
  

作る物が個人の物(商品ではない)かつ「役に立たない物」であればあるほど解放度合いは強くなります。
「使えない=失敗  」という結果からも解放されるので失敗すらあり得ません。

マトリョーシカで言えば、素材である木を採取、旋盤で加工…なんていうのが1から作る正論かと思いますが、まぁそこまでストイックなのもアレなんでそこはとりあえずロシアの職人さんへの想像と感謝でごまかしましょう。


なんでこんなに人が来るのかな?と疑問にかんじつつ、ワークショップにご参加の、皆様の表情をみてると「解放」からくる充実感が「ものづくり」の魅力なのかなーなんてこと感じたりしました。
勿論解放からくる自由にはリスクがつきものですが、それって逆に楽しいことなんですよね。


僕は自分の作っている物の「役に立た無さ」には猛烈に自信があります。
僕の作品が、役に立たないが故に「ものづくりから得る開放感」に一役買えることを発見出来て、なんか嬉しい次第です。
世の中、デジタルうんちゃらかんちゃらで手を汚さなくなってものが作れるという驚愕の時代になりましたが、それに対して憂いてばかりいないで積極的に対抗するのが大事な気がします。まだ取り返しがつくような気がします!また、得意の感違いかもしれませんが。



個展でのワークショップも予定ではあと1回となりました。
またいつかこのような機会が作れたら楽しいなと若干調子に乗っています。
でも次回、変にやる気出すと全然人がいなかったりするんですよね。
所詮僕なんてそんなもんなんです。(苦笑)




画像は最新作「イモネコ」(仮名)
役に立たないレベルMAX。
個展会場にてオーダー受け付けております…




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オ〜ヨネコ  ぶ〜にゃん だ〜よ ♫ イモイモ