個展 「Sensible Life」終了致しました。
4/1で京橋ギャラリーメゾンドネコでの3度目の個展が終了致しました。
いつもご来廊、お買い上げ頂いている皆様、懲りずに企画して下さっているギャラリー運営側、いつも微妙な表情で見守ってくれてる家族1人と1匹…まことにありがとうございました。
流されつつ始まった作家活動も4年目に突入。おかげさまで本来の道である絵の制作が中心に戻って来ました。
それと言うのも、最初の頃何遊んでるんだ?と言われつつも意固地に続けてきた「マトリョーシカ」の絵付けのおかげかもしれません。
マトの緩さにひっぱられ、自分のやりたいことをやっても形になると言う思い込みというか勘違いを得られた訳で、絵だけ黙々と書いていたらまた混乱して波状して放り投げていた可能性大です。
もしくはフラストレーションを抱えながら「上手だね」と言われる絵を難しい顔して描いていたのかも知れません。もしくは足場に登り高所で人様の絵を壁に描いていたかもしれません。
あまりにもクネクネ寄り道をし過ぎましたが、とりあえず現在、頭の中は描きたいモチーフがパンパンなので暫くは楽しく描けそうです。
以前からマトでは作っていたりしていた絶滅動物シリーズを最近絵でも少しずつ描き始めました。猫絡みを制作中心に据えていたので違和感を感じる方も多いとは思いますし、需要も微妙だと思います。
それでも僕にとっては5億年前、3億年前、何千年前数十年前の生き物は同じ軸にあり、単なる興味では済ませられない位リアルな物です。
猫だの犬だのアンドリューサルクスだのディイクトドンだのオパビニアだのケナガマンモスたの違和感なく等しく色眼鏡無しでモチーフになるべきものだと感じています。そんな生き物達が混在する美しい絵を描きたいのです。
絶滅と言うとネガティブな響きですが、生まれて死ぬのは当たり前で所詮僕らも遺伝子を繋げていくだけの外側ですからね。
そりゃ適応できなくなれば消滅して当たり前です。それでも世界は続いていきます。
絶滅種も現行の生き物も等しく描いていけたらなぁなんて思っていますが、さて経済活動的には難しいですね…
しかし、小さいな自分。小さい、小さい、カギムシより存在意味が小さい。
まあバランスとりながらセコセコやって行こうと思います。勿論猫だってどんどん描きます。
やっぱりアイツらは面白いし美しいですからね!
今年は絵の内容だけでなく、内容に伴い足場も考えてかなければならない事となります。
自分の力だけではどうにもならないことも応援して下さる方々のおかげで突破する勇気は得られています。あくまでやるのは自分ですからそれを勘違いしてはいけませんが!
今後ともどうか生温い目で見守って頂けると嬉しいです…
「黄昏のパンゲア」
SMサイズの小さな作品です。
主役は2.5億万年以上前に繁栄したディイクトドンと言う単弓類がモチーフです。単弓類というのは僕たち哺乳類の直系の先祖になります。子育てをしていたらしくそこには種を守ろうとする愛とロマンを感じます。もしかしたらディイクトドンよりよっぽどダメな人間なんて山程いたりするのかもしれませんね…
周りの生き物は時間軸がだいぶズレているのはご愛嬌と言うことで。
「メーテルさんの世界」
ご依頼頂いて制作したペン画&消ゴム版画のミクストメディアです。
古代インドの宇宙観が源となってますが見ての通りめちゃくちゃです。深読みして頂くと、おそらくそれは合っています。世界はこの様なものだと僕はわりと本気で思っています。