ワークショップで思う事(結局宣伝)
2016の3月末に「猫リョーシカの集い」として人生2度目の個展を開きました。
この展示の時に始めて「MY猫リョーシカを作ろう!」というワークショップを開催。
在廊してるんだったらせっかくだしWSでもやってみようかな?位の軽い気持ちでの開催でした。
それから1年と少し。お声かけ頂き、都内某所にて定期的な開催も1年越えました。
契約も何もして無いのでいつ辞めようが、辞めさせられようが何も問題無いので、まさかこんなに続くとはと驚いています。
なんともなんとも有難いことです。
先日東京以外は初めてとなる仙台でも2日間開催することが出来ました。
こちらもなんとも有難い事です。
↑何度かご参加頂いてる受講者さんの作品
元々学校だのお教室だのが好きなタチではなく、そのくせ学生のころ6年もバイトでお受験の絵を教えていたせいか、はたまた自分もそう言う所で教わっていたせいか、少なからず色々と思う所がありまして…。
僕自身、余りあーしろこーしろとうるさく教わると意味なく反抗したくなるタチなので、なるだけ「教える」というより「サポートする」というスタンスでやらせて貰っています。
なので「先生」と呼ばれる事への違和感はいまだにあって、なるべく名前で呼んでほしいなとチョコチョコ言ってたりするのですが、教わる方も面倒くさいし、僕もいちいち否定するのも面倒くさいのでなあなあになってます。
ですがやはり「先生」と呼ばれることにはどうしても抵抗が…しつこいですかね…面倒くさいですねこういう奴。
↑仙台での開催の様子
少し脱線してるので元に戻して、勝手にスタンスとしてやっている「サポートをする」ということについて少し。
ほぼワークショップに参加して下さるのは大人の方です。大人と言うものは良くも悪くも経験と言う人生の蓄積があります。
生きて行く為に必要だった様々な経験の蓄積がこと絵など物作りになると結構邪魔してしまうことも多い気がするんです。
その人本来持ってる発想や決断にブレーキをかけるのもこの経験の蓄積だと思います。
勿論発想なども経験の蓄積から来るものなのですべてが邪魔なわけでは無く、「私はこういう人だから〜は出来ない」とか「こんな事やったらバカにされる」とかの物作りのマイナスになる経験の蓄積を剥がすお手伝いが僕の役割だと思っています。
↑こちらも受講者さんの作品
背中に重たい物を乗せたままがんじがらめで制作された物はいくらお上手でもちっとも魅力的では無い気がします。
仕事になってしまうとそりゃ色々あるんで仕方ないとは思います。そのがんじがらめの中でベストを尽くすのが仕事だったりもしますし。それはそれで面白いチャレンジだったりもしますし。
でもワークショップなどで作って貰う自分だけの作品は、余りカッコは付けず素直にやりたい事をやって貰いたいんです。
「こんなことやりたいんですが、どうでしょうか?」になるだけブレーキはかけず、「こんなこと」を実際やってキチンと完成してもらうためにサポートをするのが僕の仕事だと思っています。
受講者さんに「なんでもYESばっかりですね」といわれることもありますが、そのYESを現実にするためになんとかしたいんです。
制作者がやりたいことにNOを突き付けて「そなのダメ」とか「こうしなさい」なんて言って僕の小さな小さな世界に当てはめて行くような図々しい行為を出来る権利も無いし、やりたくもありません。
自分がされて嫌な事を人様にしてはいけません。
ま、とにかく皆さんの世界を実現させるのが僕自身も楽しいのです。
とっても刺激になっているのです。
↑受講者さん側から提案して貰った「MY絵馬を作ろう!」ちゃんと祈祷して頂きました。
あ、勿論の技術面は超素直にサポート致します。「こうやるとこうなるよ」とか。
技術なんかやってりゃどうにかなりますからね。しかもちょっとたどたどしい位で丁度いいんです。
意思より技術だけがが上回ると制作が作業になり、「腕の悪い職人さん」のいっちょ上がりです。
日本人て手先が器用なぶんそうなる傾向が強く、またそう言うほうが小さい頃から褒められたりしますからね。その価値観は全身全霊で否定したいんです。
信念というにはあまり確固としたものではありませんが、こんなことを考えてサポートしています。
ま、「肩の荷を降ろして楽しくやりましょうね!」という事なんですよね。大人だからこそ。
そんな感じでやってますんで、ご興味がある方はワークショップに遊びに来てください。
チマチマ猫作るの楽しいですよー。
勿論 モチーフは自由に!動物は特に大歓迎でーす!!
結局宣伝ですね…
今後個展でのワークショップは減って行くと思いますので是非この機会によろしくお願い致します。
ワークショップの詳細は詳しくはこちらをっ↓
http://yama-pen.com/pg204.html