猫山節孝

最後には猫のお山で眠りたい

いまさら前回の個展中での再会の事。

今更ですが、12月の頭に終了した個展で懐かしい再会が2つありました。

 

1つは小学校〜中学校まで一緒だった幼馴染の娘、T井(当時は娘!)が来てくれて30年ぶりに会えた事。

僕の記憶が確かなら小学生の時にはまぁまぁうるさかった僕はT井にポコポコ殴られていた気がする。中学生にもなるとお互い少しよそよそしくはなるのでそんな事はなかったかと。

因みに今でもカミさんにポコポコ殴られてます。まぁ殴られれば良いと思ってる節があるので同じことを何年も繰り返す僕が悪いんです。でも平気です。ミスをしない緊張感でビクビク生きるよりよりポコポコ殴られた方が全然楽だから。

 

脱線しましたので話を戻すと、ウチの中学は時代もあるのかな?やたら合唱が盛んで、クラス対抗合唱コンクールて奴が毎年ありました。

それはそれは本当に盛んで練習で喧嘩とかちゃんとするくらい本気。泣いたりもしてた人もいたような気もする…

中学生の真っ直ぐさが気恥ずかしい感じなんだけど、何周も回ると未だに捻くれてる僕でも若さって良いなぁと真面目に思っちゃったりします。いいよなー青春(照)

そのコンクールで合唱の伴奏のピアノを弾いてたのが30年ぶりに会ったT井。

たしか音大とかいったのを聞いたような聞かないような…少し前まで市かなんかのオーケストラで演ってて今フリーで演ってるらしい。

ピアノじゃなくなってフルートになってたのにはおやっとはおもったけどお互い大人だからね色々あるよね。

でも、ちゃんと音楽やってるのはホント感心する。他人事でも嬉しかったりもする。

お互い家族もいるし、夢がどうたらとかそういうお花畑な事じゃなくて未だにしぶとくやってるのは「やらざるを得ない」んでしょうね。僕の勝手な解釈なので違ってたら申し訳ないのですが…。

ジャンルは違うけど長い間、作品としてのお絵描きを辞めてた僕には「やらざるを得ない」きもちは分かります。

やらざるを得ないからやるんですよ!損とか得とかじゃ無くてね!

小学生だった僕らも気がつくとそれなりの年齢。残りの時間も思ってるより多くないですからね!!

 

てなわけで、T井がしぶとくやっててとても嬉しい再会でした。お互いそれなりに頑張ろうぜ!

中学の友人の近況も少し聞けて良かった良かった。

 

 

 

2つめは大学で6年間一緒だったF子ちゃんが来てくれた事。

彼女は福島在住なんだけど、たまたま東京の別の場所で展示をしてて、ぴったりタイミングが合いました。

数ヶ月前に一回少し会ってはいるけどしっかり話すのは大学出て以来17.8年ぶりくらいかな。

 

震災の時に手紙やメールでやりとりはしてたとは言え、やはり会って話すとそりゃ色々あるよね、お互い。時間が経ったから話せることも沢山あるし。

僕も彼女も本当に学校に行ってなくて…どうも無駄にアカデミックなあの空気に馴染めず、かといってじゃあ何が描きたいのかも曖昧なままちゃんと努力をするわけでも無く、中々どうしようもないドロップアウト組でした。(実は努力してたらゴメン!僕はしてない!)

 

そんなこんなで彼女も真っ直ぐいわゆるお上手な絵を書き続けてた訳では無く、ずいぶん時間はたったけとここんとこ色々しっくり噛み合って来たようで、ドロップ組としても本当に嬉しい!

絵本も数冊出始めてるし、絵担当の新刊の「僕と2まい葉」は内容と絵がぴたっとしっくり来ててとても良かった。

小手先じゃなくてちゃんと作品と向き合ってると感じるのは技術を放棄した(もともと無かった?)同士の馴れ合いかな?…いや多分そんな事はないと思う。

ちゃんと良いと思う!!

 

超遅咲きとしてお互い地道に行きましょうということでなかなか嬉しい再会でした。

 

またあの焼き鳥屋行きましょう。

福島のチャリ屋、ワークショップに呼んでくれい。

 

という事でやっと時間が出来てこの事が書けました。人に見てもらおうというより日記としてどうしても書き留めておこうと思っていた再会2つ。

少し前の気持ちの良い出来事でした。本当に良かった良かった。

 

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